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□告白
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ずっと好きやった。
ヤスのこと。
この気持ちを、
胸の中だけで
終わらせたくないんや。
───告白
今は夜中の公園。
夜中って言っても、まだ八時くらいやけど。
俺は今、ある人物とここで会う約束をしている。
ある人物ってのは、ヤスのこと。
誘ったのは、俺。
もちろん…告白するために。
「まだかいな、遅いねんあいつはいっつも…」
ふつうに話しているつもりやけど、微かに震えてる声。
怖くない…、わけないやん。
だって、もし降られたら…。
もうメンバーには戻れない。
もしかしたら、もう口も聞いてくれへんかもしれん。
もう、ヤスの笑顔見れへんくなってしまうかもしれん。
でも、どうしてもこの気持ち伝えたかってん。
ヤス見てると、伝えたくて伝えたくて胸が苦しくなんねん。
やって、好きやから。
ヤスのこと…大好きやから。
だから、告るっ。
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