□幕間 好意
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いつの間にか



好きになっていた



こんな気持ちは



初めてだった






----- 幕間 好意 -----






初めてあったとき


彼女は突然、起きたらここにいたっていう


訳の分からない説明を、美鶴にされた



そんなことってあるのか


と一瞬、疑念を感じたが


そのあと、美鶴の幸せそうな顔を見て


こいつは美鶴のために、ここに来たのかもな


と、妙に納得してしまった




正直、美鶴が知らない誰かと仲よく過ごしているのなんて


初めて見た気がする


妹に友達ができた……みたいな気分だったのかもな




鍋の晩、台所で、美鶴が彼女と話している姿を目撃した


美鶴は、俺たちにも見せたことのないような


穏やかな表情で




なぜだか、俺も彼女に興味が湧いていた






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