短編

□迷い
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幽々子「真哉ー。妖夢ー。お腹空いたー。」

幽々子はぐでーっとテーブルに突っ伏す。

真哉「はいはい。あと少しですのでちょっと待って下さいね。」

真哉はスルメを取り出し幽々子に渡す。

真哉「これでも食べてて下さいな。」

幽々子「わーい!スルメだ!」




俺は名前は宮澤真哉。

本来は大学1年で居合道をしている‥‥筈だった。

溜息をつくと背中をポンと叩かれた。

妖夢「もー。しっかりしてくださいよ真哉さん。」

真哉「‥いや、わかってはいるんだけどね。」

何故俺が此処で働いているのか。

真哉「やっぱり幻想郷に迷い込んだのが運の尽きか‥‥。」

花見をしようと山道を運転中に事故って谷に落下‥。
その拍子で幻想郷に迷い込み、死に物狂いで到達したのがこの白玉楼。
で、幽々子様と妖夢に助けられて今に至る。

既に白玉楼に住みはじめて今日で約三ヶ月だ。

妖夢「ほら、真哉さん。夕食運んで下さい。これで最後ですから。」

妖夢は味噌汁が乗ったお盆を渡す。

真哉「わかったよ。」
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