詩
□感覚差
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『感覚差』
子供の頃
頬杖ついて窓の外を眺めてた
外灯の光が青白くて
ゆらゆらしてた
風の匂い
季節の匂い
始まりの匂い
それら懐かしい匂い
とても好きだった筈だけれども
よく覚えていない
霞む遠い記憶
霞む思い
五感は洗練されたのか
空間を自在に跳び跳ね
サクリと時を食べ
ただ駆けていた
前でも後ろでも上下でも無い方向に
歩くのも覚束無い今ならば
時に食べられる事になるのだろうか
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