贈り物

□『風追い』
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『風追い』


風に乗ろうと
腕を広げ

羽を掴もうと
手を広げた


真白な数多の綿菓子が
蒼のそらを
ふわりと飛んでいられるのは
風と友達だから


君はとても気まぐれで
私だけを見つめてくれる事は無いけれど
それでも
君に惹かれるのは

あなたの傍に居たいから


その移り気に
心は揺らめき

今日も私は
風を追い求めるのです


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