詩集

□《詩集E》
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『残り時間』


歓声よ
静まる事なく歌え
称賛天高く
千年も響け


理想像は夢想
無駄を内包する現実こそ誇り

手を取れと
言える日々への研鑽
終わりなど見える筈もないので
いつか小休止
長期休暇は見送り

やれば出来る子
やらなければ出枯らし
茶柱立つのは稀だから
沈まぬ様に足掻く


千年の夢
夢は彼方遠く

ならば歓声よ
おまえは何年待ってくれるのか




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