詩集
□《詩集E》
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『渇いた物語』
砂時計
横にして置いた
頭の中で
世界は横になった
物語は渋滞した
酷くのどが渇いた
ねえ神様
なぜ砂は人は
おちるのですか
下に下に
上に上に昇れれば
すぐに天を観光できるのに
砂時計
正しく置いてみた
のどは未だ渇いていたが
世界は正しく動き出して
物語はつまらなくなった
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