詩集

□《詩集E》
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『電気信号と不純物の夜』

すいと流れる蛍火よ
咲けよ咲け星の数
それ三原色不思議箱の発光
真は知らない

目を閉じて
在り様を透かせば
星屑ほどの思考回路
雑音を歓迎できるだけの気楽は無くて
ただ耳障りなんです

泥沼に引き込まれる喜びは
情報の遮断とデフラグ
最適化された目覚めとは
まず思考単位を統一すべきだろうが
いつも不揃いです

油を水に溶かす為には
一体どれほど掻き混ぜればよいのか
答えは知らないが
試してみる価値はあるだろう
さあ そのうちに

蛍も星も三原色も
わたしにはどれも同じに見えます





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