詩集

□《詩集A》
13ページ/23ページ


『言葉繋ぎ』


君は何をしているだろう
何を想っているだろう

声を聞く勇気は無く
言葉を送るのも
ためらわれる

繋がりを求めた筈だったのに
繋がりが深くなって行くほど
自分の中の臆病さが
顔を覗かせる

こんなに愛しさが募っても
君が僕を
どう見ているかなんて解らない

君の言葉を頂戴
些細な日常の1コマ
嫌いな奴の愚痴でも

何でもないその言葉が
僕に幸せを運ぶのだから

君を教えて

君を聞かせて





.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ