詩集
□《詩集A》
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『漂白の華』
静かに
静かに
音は無く
ただ美しさのみが降り積もる
白の華は全てを真白に漂白し
私の真黒な雑念さえ白に塗り替える
溢れ出る涙は
哀しいからでは無く
単純に美しさが
涙を誘ったから
白の華は過去への邂逅
見る者を純粋だった昔へと引き戻す
静かに
静かに
降り積もる
見る者全て白に染まれと
.
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