詩集
□《詩集A》
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『残夢』
春夏秋冬
風と過ぎ
雲を追う足が止まる
高く高く高く
地を這う者の願い
彼方の先
入道雲に地平線
軽く軽く軽く
鉛の手足を呪う
虹の道
鳥の群れが駆ける
星よ星よ
そこにいつか届いた時に
私の席を用意しておくれ
よく晴れた日を選んで
お茶会をしよう
紅茶にスコーン
アップルパイ
茶葉はオリジナルブレンド
客は好みが煩いのだから
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