詩集
□《詩集A》
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『やわらかな空』
息を呑んだのは
驚いたから
涙が零れたのは
自分を恥じたから
だって
嘘を吐いたのは私
あなたが私に
微笑みをくれる理由は
何も無いのですよ?
なのに何故
笑顔で抱き締めてくれるんだろう
嘘を浄化する業なんて
有りはしない筈なのに
割れたガラスから覗いたのは青空
雲を包み込む
やわらかな空
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