詩集
□《詩集B》
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足を踏み出せ無い
一歩も
『Starting Line』
傍から見てると簡単そうで
余裕で走り出せると思ってた
描いた理想は完璧で
風を切って走る姿が目に浮かんだ
だけど今
何処を走ってる
横に並んだ奴らは遥か先で
後ろ姿はもう見えない
動けよ
何で動いてくれない
僕は未だにStartingLine
追い抜こうなんて今更思ってないけど
せめて皆の背中を見れる位の走りを
その為の一歩を
踏み出すんだ
その一歩が僕の本当の
StartingLine
.