詩集
□《詩集C》
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『髪梳き』カミスキ
たまには強引に
抱き寄せて
たまには繊細に
舌を絡ませ
やさしく
髪を梳いてあげる
狂気が
頬をかすめながら
ぬくもりに溺れるように
ミルクの零れたベットで
(あなたは笑う)
互いの距離は縮まった
(ただ 夜を越えただけで)
もっと傍に来て頂戴
互いの距離が離れないうちに
髪を梳いてあげる
たまには狂おしく
頭を抱いて撫でていてあげる
空への翼
叶わなくても
夜は未成熟な時を
灰にしてくれる
だから夜明けまで
髪を梳いていてあげる
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