詩集

□《詩集D》
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『日曜の朝に』


朝霧の風が
髪を揺らし
青い記憶を懐かしむ

窓辺に立ちすくみ
静か過ぎる境遇を呪った

雨が降ればいいと呟き
僕の中にある
進まない時計を
叩き壊した




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