詩集
□《詩集D》
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『♯から♭へ』
歌を聴いていたい
歌を紡いでいたい
ずっと
滑らかな敵意もなく
不自然な善意もなく
急降下する鳥の
空を欲する無邪気に似た
にこやかさを振り撒き振り撒き
聴き続けて 紡ぎ続けて
刹那であり緩やかな
血の停止が前提だとしても
.
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