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健ちゃんとスタッフさん総勢8名でカラオケに行くことになった。




ちょっと多すぎやしないか?




まぁいっか。




居酒屋でゆきちゃんも合流し宴会がはじまった。




「安部の妹です。兄がお世話になってます。よろしくお願いします」




「安部さんにこんな可愛い妹さんがいるなんて」




「どういう意味だ」




雰囲気は和やかだった。




ゆきちゃんは女性スタッフと流行りのファッションやコスメについて話をしている。




元気そうで良かった。




アシスタントの田中くんが彼女に近づき話しかけていた。




「ゆきちゃん彼氏とかいるの?」




田中!近けーよ!!!




離れろっ。




ヤキモキした俺を横目で見て健ちゃんが笑っている。




くっそ。




「彼氏はいません」




「オレなんてどう?幸せにするよ〜。

痛っ!なにすんですか〜翔さん」




俺はヤツに頭突きをかましてやった。




ゆきちゃんは笑っていた。




「ゆきちゃんが困ってんだろ〜が」




「ゆきちゃんはオレが頂きます」




本気でムカついた。




田中にもう一回頭突きをお見舞いしてやった。





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