AIR

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想像していたよりもはるかに広くて巨大なモール。




歩いても歩いても店が途切れることはない。




私は遠足に来た小学生のように純粋にワクワクしていた。




どんな服がいいかな。




おおちゃんが嬉しそうに笑っているところを想像するだけで頬が緩む。




「ゆき、隆平くんに?」




「え?…あ、うん」




「なんか楽しそうだね〜」




メンズの店ばかり物色する私。




そうだよね。普通は隆ちゃんにって思うよね。




なにやってるんだろう。




おおちゃんのことを考えるとこんなにも心踊る自分に正直驚いている。




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