長い狂い童話
□ゴスロリ少女とマフラー少年
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「・・・」
「ねぇ白那!最近世間を騒がせてる、エイリア学園って知ってる!?」
「・・・うん」
「隣町の中学もやられたんだって!次はここかもよ?」
「・・・困るね」
「もう、テンション低いなぁ」
「・・・悪い」
「別に気にしてないよ。あんたとは長い付き合いだし」
「・・・そっか」
白那は本に目線を戻した。
すると、周りが騒がしくなった。
「・・・何?」
「あ、あれ!雷門中じゃない!?」
「白那!ちょっと見てみてよ!あれフットボールフロンティアで優勝した雷門じゃない!?」
「・・・どれ」
白那は窓から身を乗り出して、イナズマキャラバンのある位置を見つめた。