戦の扉

□紅に染まるきみ
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最初はただの陰口だった

皆から人気がある政宗と仲が良いからって言う理由で言われていた
それでも、最初は我慢できていた





だが次第に、エスカレートしていった
絶えられなくなり、たまたま筆箱にあったはさみを手に取り皮膚に押し当てた。



そりゃ最初は怖かった
紙で斬るより痛いのは分かっていたから

それでも、現実から逃げたかった

苦しみから解放されたかった


だから私は刃を振り下ろした















“快感”
としか言えなかった

手の甲から溢れ出る血
光に当てられて紅く光る血



何もかも吹っ切れた
その所為で

覚えてしまった快楽に

私は溺れていった・・・










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