戦の扉

□空回り
5ページ/7ページ






気付いたら



君を抱きしめてた



俺様より小さい



その華奢な体が潰れないように



優しく抱きしめる





「ごめん、信じてあげられなくて」

「私こそ、ごめんなさい」

「黙って」





その柔らかな唇に口付けをする



君に愛されてると分かったから



俺様の空回りだと分かったから










「愛してる」










そう君に言う資格があるか何て分かんない



でも、君はそんなこと気にしないから



俺は、君の傍に居ることを選ぶ











次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ