Horimiya
□人んちの猫
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
キーコの片桐来校後
田「ああっ！キーコさんじゃないっすか！」
進「お前キーコにまでその口調なの」
田「何言ってんだ進藤、キーコさん俺らより年上なんだぞ！」
進「へー……え、人間年齢でいうと」
田「ねーキーコさんヨウジさんより年うわああごめんなさい女性に年齢聞くもんじゃないっすよねすんません爪しまってください！」
進「…」
谷「女性ってかメスな」
田「でもメス猫ってなんか侮辱的じゃん！俺キーコさんにそんな事言えないわ」
進「そういえば、こいつこの間宮村の学校行ってたんだよ」
田「えええええ何やってんすか！キーコさん美人だからナンパされちゃいますよ…え？そんなことないって、たまたま見る目ないオスしかいなかっただけでしょ！犬に惚れられたらどうするんすか、食べられちゃいますよいろんな意味で！」
進「こいつ会話してる…」
谷「進藤もたまに話通じてるけどね」
ヨ「そだ、年上ってことは知ってるけど何歳か知らないなー」
進「あ、はよざいまーすお邪魔してまーす」
田「はよざいまーすヨウジさん。仕事は？」
谷「やっと起きたかニート。仕事は？」
ヨ「はよー。今日は予定ない」
谷「いつもないだろ」
田「ヨウジさん早くキーコさんの家作ってくださいよー冷暖房完備の」
ヨ「そんな本格的な家なの？」
進「ヨウジさん大工したら？給料いいっすよ」
田「マジで？」
進「なんで田中が食いつくんだよ、お前が金欠になったの見たことないよ俺」
田「ないよりあった方がいいだろ」
ヨ「俺ジャンプ買ってくる」
谷「おー」
田「いってらっしゃいー」
進「いってらっしゃーい」
谷「田中お前貯金してる？」
田「してないけど使わないし…余ってる」
谷「金が余るなんて初めて聞いたんだけど」
進「田中はタバコ吸わないからなー」
田「吸わなかったらいいんじゃないの…」
谷「そうだ、なんでお前タバコ吸わないの？いつもつるんでるのに吸わないのも逆に不思議だわ」
進「あー、田中喘息あるもんな」
田「うん、進藤のちょっと吸ったら咳止まんなくて死ぬかと思った」
谷「えっ」
進「俺もついに留年退学どころか監獄行きかと思った」
谷「えっ」
田「あれはびびったなー」
進「なー」
谷「それあまり楽観視できることじゃないと思う…」
進「そういえばあれで初めて知った」
田「俺もあれがあるまで忘れてたわ…もう治ったと思ってたし」
進「そんなもんなの？」
田「いや、よく知らないけど…多分普通のより軽いと思うー」
進「ちゃんと覚えとかないとな」
田「そうだな」
谷「（怖いこいつ重大性わかってない…タバコ吸ってるとき気ィつけよ…）」
田「あっ」
谷「えっ」
進「なに」
田「キーコさんが…お眠りになった…」
谷「おー…人の膝で寝るなんて珍しい」
田「ついにこの時が…！！しっ進藤写メはよ！」（小声）
進「おう任せろ！！」（大声）
キ「！！」ﾋﾞｸｯ （逃）
谷「あー…」
田「…しんどうころす！しんどうころす！」
進「ごめん！ごめん田中ごめっ痛い！」
谷「お、落ち着け田中！またチャンスあるって！」
田「バカ言うなキーコさんはそんな簡単な女じゃないのはお前も承知のはずだ」
谷「こわっ！目が正気じゃない」
進「いいのか田中！！俺が死んだらもう一緒にテトリスできないぞ！」
田「！！！」
谷「！？」
田「だ、でもっ えっ、し…キーコさ…しっ、しんっ…………う…」
谷進「「うわあああああ！！」」
谷「おい進藤のせいで泣いたぞ！」
進「（うわあああやべえ泣かしたバレたら宮村に殴られる）ごめん田中死なない！俺死なないから！」
田「………」
谷「（うわあああバカ進藤！）田中？進藤死なないって…ほら、鼻かんで」
田「ｽﾞｽﾞｯｽﾞﾋﾞｯ…ぐすっ」
進「…泣きやんだ？ごめんな田中、アイスか何か買ってあげるな」
田「ハーゲンダッツ」
進「えっ」
田「ハーゲンダッツで手を打とう」
進「あ、ハイ…」
田「じゃ、おやすみ」
谷「え、ちょちょ田中、こたつで寝たら風邪ひくって…寝てるし…」
進「はあーびくったー」
谷「…なんだったんだよ」
進「眠かったんだろ、中学んときもちょくちょくあったぞ」
谷「そうだったっけ…眠くてぐずるとか赤ちゃんかよ…」
進「どうする？移動させる？」
谷「いや、もういいや…俺も寝る」
人んちの猫
（…？あれ今何時？）
（……11時）
（今日平日だよな）
（…）
（あっ、なぁキーコさん赤ちゃん産まねーの？）
（相手がいないから…）
（…あっキーコさんすんませっいたたたた引っ掻かないでくださいいいい）
--------
猫飼いたいです
すでに犬が一匹いるんですけども