短編

□不安な君を
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「やだやだやだ」

僕は困っていた。
彼女がずっと泣きながら駄々をこねているから。
僕は、クディッチの練習に行きたいのだが、彼女が僕の顔を見るなり、ぶわあっと泣き始めてしまって。
行くにいけない状況になってしまった。
しかもここは、食堂。注目の的だ。



「じゃあ、どうしたいんだよ?お前は。」
「そ、それは!」

彼女がバッと顔をあげて僕の顔を見上げた。

「っ、もうっ!なんでもないっ!ドラコなんかどっか行っちゃえ!」


急に彼女は僕をどんと押して離れてしまった。

「はあ?おい、デューク。」
「っな、に!」

僕は、彼女の腕を掴んだ。

「どうしたんだよ。僕は練習に行こうとしてたのに。
急に飛び出してきて、泣きついてくるなんて。君らしくないだろ。」

「わあああん…」


また、彼女は泣いてしまった。僕の胸に顔を埋めて。

「なあ、どうした?話せよ?な?デューク?」

「っあのね、」

泣きながら、彼女が話し始めた。


「ク、クディッチやってる、どらこのこと好きだよ。
でもね、この前ドラコがけがするのみて、もうドラコがけがするの見たくないの」

「なんだ、そんなことか。」

「もうやだあ、ドラコはクディッチやんないでよぉ」

そう言って、また彼女はヒクヒク泣いてしまった。


「ふぅー、もっとクディッチで怪我したくなってきた。」

「は!?」

デュークは目を見開いて驚いた。

「君が心配してくれるんだろう?僕はそれだけで幸せだ。
怪我した時だって、君が看病してくれただろう?
僕はそれだけで満足なんだ。クディッチをやめろって言われても、僕は好きだからやめられないよ。」

「ドラコ…」

「大丈夫だ。僕は絶対に君より先には死なないさ!だから、安心しろ。」

デュークをきつく抱きしめて優しくきすをした。




(不安になる君を優しく慰めることができるのは僕だけさ。)




*************

ヒロインが不安になる話。
ドラコが男前すぎて、笑えます。
私的にはちょっと、ギャグチックなものをかきたかったのですが…
ぐだぐだになってしまったので終了です><


読んでくださりありがとうございます。








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