リクエスト短編

□とある午後のテラスにて
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温かい日差しが降り注ぐ、澄み渡る空の下。

日差しを浴びて輝く金の髪を持つ二人の青年は













絶賛喧嘩中










そしてそれをさも興味なさそうにして紅茶を啜る翠の髪の少年が一人。

幼さを残すその顔はなんとも可愛らしい。
少年は小さな唇をあけて言った。




「あのーすみませんけど、いつまでもそんなことやってるんだったらミー帰ってもいいですかー?いい加減ウザいんでー」



顔からは想像も出来ない毒舌を発し、金髪の青年二人を見やる。

すると二人はピタリと固まって、やがて離れる。



「・・・いい年して何兄弟喧嘩なんてしてるんですかー。みっともないですよー。堕王子×2」


「「こいつと一緒にすんな!!」」



さすがは双子。

だが見事に声がかぶったことに苛立ちを感じたようで、キッとお互い睨み合う。


その様子を見てはぁーと大きくため息をついてまた紅茶の入ったカップに口をつける少年に金髪の、髪にパーマのかかった方の青年が言う。





「だいたい原因はお前だろうが」










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