リクエスト短編

□いつも通り
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久しぶりの休日に恋人と過ごしたいと思うのはごく普通の事だと思う。
ただでさえ仕事柄お互いに忙しくて、休日がかぶることも滅多にないんですからー。









「と、いうことで。ベルセンパイはミーに大人しく抱かれて下さーい」

「ぜってーヤダ!!」



同時にミーの頭のカエルに2、3本ナイフが突き刺さる。
押し倒された状態で投げるなんて器用だなと思う。


「ミー溜まってるんですけどー」

「知るか!1人で抜いとけッ!」


そう言って上に跨ってるミーを必死に退けようとする姿に余計意地悪したくなるミーは相当性格が歪んでいるらしい。

頭のカエルが邪魔なので脱ぎ捨てて床にポイと放って再度センパイとの距離を詰める。
嫌だといいながらナイフを投げるような事はしないので、本人も嫌ではないのだと確信する。



「ッ・・・退けよカエル」


強がっているようでもその声にいつものような強さはこれっぽっちも見られない。



「だから嫌ですってばー。それに、センパイもぜんぜん嫌がってないじゃないですか」

「!!」


そう言ってやれば頬を紅く染めて枕を思いっきり投げられたが、ヒョイとかわす。



「相変わらず可愛い反応してくれますねー。ベルセンパイ」



センパイの両腕を頭の上に纏め上げて齧り付くようにキスをした。




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