灰色の猫
□捕まえる
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「神田は・・・僕の何が解るんですか?」
「はぁ?・・・」
教団の敵と見なされた僕に彼は言ったのだ
「やっぱり呪われてたんだな。」と・・・
この人は何も分かってないのだ・・・
僕はマナとのあの日々が14番目の作った道の1つで、マナも14番目と最後まで居たから僕を14番目として育てていただけかも知れないなんて・・・
「今までの全てが嘘かも知れない僕の気持ちが分かってるんですか!?」
僕は神田の胸倉に掴み掛ろうとした、でも神田はその手を掴んで僕を睨みつけてきた
「知るかよそんな事、俺は唯、呪われた奴は教団の人間じゃないっつってんだよ」
そう言うと彼は僕の手を離した。
僕の掴まれたほうの手は力強く掴まれた性で紅くなって来ている
「・・・呪われた呪われたって・・・呪われた人間の・・・仲間に疑われている僕の気持ちは分からないですよね・・・」
――本当は信じられている君には・・・