Tell me about U!

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「俺らのことキライ?」なんて中河内さんに言われたけど、
あなたたちがキライ、というより、私は単に男性が少し苦手なだけだ。

中河内さんの言うように、みんないい人なのかもしれない。
でも、苦手なものは苦手なのだ。

私は小さい頃から、男性がなんとなく、苦手。
上島先生は、もう付き合いが長いから慣れた。
むしろ、父親みたい。

そう、慣れてしまえば、普通に接することが出来るのだけど、慣れるまでが長い。

アメリカでも、結構苦労した。


今回はさすがに、あまり時間もないので先生くらいじゃなくて、
ある程度の…ほんと、仕事相手の距離で接すれば、それでいいと思う。


そんなことを考えていたら、先生が来ていたようで、稽古は始まった。


私は先生のアシスタントって聞いていたけれど、
実際はそこまで仕事らしいことはしていない気がする。

その日いない人の代役をしたり、歌やダンスのちょっとしたアドバイスをするくらいだ。



今日は主に主役の高橋くんの代役をしている。


今は、増田くんとダンスの練習中。

かれこれ、もう40分くらいはこの曲をしてる気がする。





なんか…ヤバイ…。
頭重い……。
いつもならこれくらい平気なんだけどなぁ……。
頭痛薬飲んでおけばよかった……。



「竜崎さん…?」
「続けて。私は大丈夫だから。」


増田くん、私の異変に気づいたのか、声をかけてくれた。
でも、そのまま踊りを続けてもらわないと。




よし、あと8小節……。




終わっ…た……。











「竜崎さん!!!!」


















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