■Positive種BOOK■

□シンデレラ
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‐シンデレラ‐(クルーゼ隊inキラ)

 皆様こんにちわ。クルーゼ隊のパシリでお馴染の、キラ・ヤマトです。

 今日は、僕の血と汗にじむ活躍のおかげで暇を持て余すクルーゼ隊メンバーの方々の提案で、なりきり遊びをすることになりました。

 “なりきり遊び”とは、まず題材を決め、その題材の人物になりきって生活すると言う、大変危険な遊びです。

 どうしてそうなってしまったのか僕が気がついた時には時既に遅く、多くの題材の中でも最悪にして最凶と名高い(キラの選ぶ嫌な題材★ランクより)シンデレラに決まってしまっていました。

 シンデレラ(灰かぶり)と言う差別的な題名から既にわかるように、もちろん僕が主人公を任されることになりました。


キラ「選択権を要求するーっ!(ノ`皿´)ノ ⌒┫:.」

ラスティ「まぁまぁキラ、落ち着いて!」

キラ「シンデレラ何てお姫様な役、ニコル君がやればいいじゃない!!」

ニコル「でも僕、洗濯も掃除も買い出しもしたこと無いですから、シンデレラの気持ち何てわからないです」

キラ「君どこの国の王子様?」

イザーク「諦めろヤマト!この中に下級層の出身者何てお前位しかいないんだよっ!!」

キラ「そんなこと言わずにたまには庶民の生活を体験してみましょうよ!むしろその為のなりきり遊びじゃないんですか?!」

イザーク「んな面倒なことするかっ!!遊びなんてのはな、程よく楽をしつつ気分転換出来なきゃ意味が無いんだよ!」

キラ「日々重労働な僕の役に限って程よく楽が出来ないんですけど?!」

 
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