戦国ノ書 壱
□第九章 熱血!武田道場、修行祭!!
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(雷華視点)
「よし、ちいと休憩するか」
「はい!あ、政宗様!!」
「Oh、雷華!やっぱりしてたか!」
私は小十郎さんとの稽古を一旦止めて縁側に腰を降ろして一息ついていると、
そこに執務が終わったらしい政宗様が来た。
「おい小十郎、
雷華は今どんなlevelだ?」
「は、かなり良い線まで来ていると言って良いでしょう。
この分でしたら、刀での稽古もできるかと。」
「え!!本当ですか!?」
実の所、私は小十郎さんに稽古を付け始めてもらってから一度も、
『青竜刀』を抜いての稽古をして貰ってない。