戦国ノ書 壱
□第七章 激戦!独眼竜 対 若き虎
1ページ/12ページ
奥州、米沢城敷地内ーーー
雷華と信乃の着物を買い終えた後、
政宗と幸村の久しぶりの手合わせの為、
5人は城下から米沢城へと移動。
蒼紅の激戦が始まろうとしていたのだった。
――――
「この時を楽しみにしてたぜ?真田幸村!」
「某も、政宗殿との手合わせを心待ちしていた次第!
真田幸村、参る!!」
「奥州筆頭、伊達政宗
推して参る!」
政宗は刀、幸村は二槍を手に、構えの姿勢をとった。
周りの空気が張り詰めたものに変わる。