戦国ノ書 壱

□第九章 熱血!武田道場、修行祭!!
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雷華と信乃がBASARAの世界へ来てから一週間が絶ち、

二人はそれぞれの滞在場所で刀と忍術を極め始めていた。


ーーー奥州


「雷華!そこで腕を曲げるんじゃねぇぞ!!」


「はい!」


米沢城の庭では、
現代でも使用していた竹刀と剣道の胴着姿の雷華が、
小十郎に稽古を付けて貰っていた。

二人が交える竹刀の音は鳴り止む気配が無く、二人共全く隙が無い。


「今日もやってるぜ、小十郎様と姐御・・・!」


「俺達ですらすぐヘバっちまう、
小十郎様の稽古を毎日やれるなんざ、
やっぱすげぇよ姐御!」


通りかかった兵の言葉通り、
小十郎の稽古は丁寧で分かりやすいがその分、
体力的にかなりキツい。

それに少女である雷華が付いていけることに、
驚くのも無理はないだろう。
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