戦国ノ書壱 続

□第二十七章 決意のその先
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「準備は終わったかな蒼龍殿?」


「ええ。終わりました。」


伸ばした関節剣の先を手元に戻しながら、

私と数メートルの間隔を空けて立つ半兵衛さんに私は寝巻の着物の袖を邪魔にならないように曲げて、

青竜刀を持ち直すと向き直った。


「勝負は簡単に、
どちらかが倒れるか屈するまで続ける・・・

それで構わないかな?」


「そうですね、構いませんよ。

ただ、絶対に屈しませんけどね?」


・・・絶対に。


それは半兵衛さんなりの気遣いだったのか、
少し残念そうな笑みを浮かべた。


「そうか・・・。それじゃ、始めようか。」


「はい。」


・・・
数秒、近くの林で鳴く鳥の鳴き声しか聞こえない時間がながれた。


そして、鳥の鳴き声が途切れた直後
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