苦し紛れ

□さぁ、始めようか
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高い高い建物の屋上に、白くて赤くて短い髪を揺らす1人の女がいた。高い建物から見下ろす、他の建物も十分高いがこの建物は他の建物より何倍も高かった。彼女はそんな高い建物から蟻のように小さい人間を見下す。人間を見下す。そんな彼女の近くを蜂のようなロボットが通り過ぎる。特に彼女は何をするでなく、見るだけだった


『ねぇ、モルン…僕はこの世界が嫌いだ』


彼女は右手の中指にはめている指輪に話しかけた。すると、指輪は光り出しだんだんとその形を変えていく


『こんな世界……滅べばいい』

「……ガルルッ」

『君もそう思うよね』

「ガルル」


僕の味方はモルンと潤さんと家賊だけだよ。と、無表情で答える彼女。そこに飛行船が飛行してきた。大きなテレビを流しながらニュースをやっていた


『また、これか…』


ニュースの内容は簡単である。心をもったロボットが造られたとのことだ


『別に心を持とうが持たないか、どっちでもいいよね』


アトムという心をもったロボット。ホント人間よりはロボットの方がいいよ


















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