捧げ物

□悪魔の薬
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体が変わってしまったという、衝撃的な事態は本人だけではなくグリムジョーにも多大な衝撃を与えた。
華奢な体はさらに華奢に、そして存在感を示している胸は女であることをありありと見せつける。
グリムジョーはそんなウルキオラの腕を掴みあげ、変化した全身に目線をやる。


「はな「気が変わったぜ」

「…!?」


先程とは違った笑みを浮かべると、グリムジョーはウルキオラをいとも容易く抱え上げた。
まだ体の痛みがひかないウルキオラはろくに抵抗が出来ないままどこかに連れさられる。


「――っ」


どこかの宮の重い扉が開きウルキオラは手近な場所へ放り投げられた。
すぐにくるであろう衝撃に目を閉じるも、想像したものは予想に反して全くなく逆に柔らかいベットの感触が背中に伝わる。
慌てて体を起こすも、体の痛みが尾を引きベットにひれ伏す状態になった。


「大人しくしてろ」


痛みに蹲るウルキオラの上にグリムジョーは覆い被さると、腕を一まとめに拘束する。


「退けっ!!」

「だから大人しくしろって言ってんだろ」

「邪魔だ!!」


喉が張り裂けんばかりに声をあげるウルキオラ。
しかしその声がグリムジョーに届く事はなく、腕をまとめる手の戒めが強くなっただけだった。


「うっ、」


ぎりぎりと締め付けてくる掌に、ウルキオラは痛みの声をあげる。
グリムジョーは眉を潜めるウルキオラの装束を無理矢理割り開くと、露になった首へ顔を埋め白く細い首すびに舌を這わせた。


「ぅあっ、!?」


生暖かい舌が首へ絡み付く。
ウルキオラは背中にぞくりとしたものが駆け上がるのを感じ、慣れない感覚に身を捩る。


「あっ…ぃや、んっ」

「嫌じゃねぇだろ、あぁ?」


肩をひくつかせながら快楽を享受するルキオラ。
グリムジョーは首と同じく晒け出されたウルキオラの膨らみへ片手を伸ばした。
胸の頂きは触れられるのを待っていたかのように既に上を向いており、指で弄れば高く甘い声が漏れ出す。
もっとこの声を…
グリムジョーはウルキオラの声に浮かされるように頂きを触る手を脇腹へ、そして首筋に触れていた舌を胸の飾りに移す。
そうすれば、思った通りの声と反応が得られますますこの行為に没頭する事となった。


「っあ…んぁ…ふっんっ」


グリムジョーに触れられた瞬間、何かのスイッチが入ったように全身に熱と快楽が広まった。
体感したことのない疼きに、ウルキオラはただ喉を反らせる事しか出来ない。


「はっ、あっ…んっくっ…」


下肢に伸ばされた手が腰紐を暴き、袴が緩んだ隙間から秘部を覆う布地の中へ侵入した。
そこはしっとりと湿り気を帯び、指を中に入れようとすればするりと受け入れる。
一本、二本と増やされていく骨ばった指に内側からウルキオラの体は溶かされていく。


「んぁ、あっ…あァ、あ…」


恥態を晒すウルキオラにグリムジョーは当初の目的を忘れ、ただ白く柔らかな体を貪ることに集中してしまう。
最初はただ、体の変わったウルキオラを陵辱し自尊心をぐちゃぐちゃにしてやろうと思っていた。
気にくわない奴の鼻をあかそうと、そう思っていただけだった。


「グリ、あっ…んっやぁっ、ァあ」

「――っ クソが!」


しかし触れたウルキオラは艶かしく喘ぎ、身をくねらせる。
どうせ嫌がって散々抵抗されると踏んでいた。
そんなウルキオラを押さえ込めば自分のウルキオラに対する苛立ちやムカつきを解消できると考えていた。


「あっ…なに、あァ、あっ、」



蜜を垂らす秘部へ指を三本ほど入れ熱く蠢く中をならした所でいったん全てを引き抜く。
腕を拘束していた手を退け、ウルキオラの下半身を覆う袴を剥ぎ取りベットの下へ投げ捨てる。
自身の袴から猛る屹立をとりだし、投げ出されたウルキオラの足を肩にかけ収縮を繰り返す秘部へ猛りをつき入れた。


「はぁっ、あっ…んっくっ、ああァ、ゃあっ」

「くっ…」


中は熱く屹立をきつく包み込む。
その圧に我を忘れ、グリムジョーは猛りでウルキオラの体内をつきあげる。


「あっ、ああァ…そこ、あァっあァ」

「ここが、イいのか、」

「っあ、ぁあ…ああァ、」


丁度グリムジョーの切っ先がウルキオラの敏感な場所を掠めた。
そこを重点的に擦りあげれば、ウルキオラは瞳をより蕩けさせながら喘ぐ。
自由になった手でウルキオラはグリムジョーの腕を強く握り、振り落とされそうになるのを耐える。
けれど、唐突にグリムジョーが片手を伸ばし胸の飾りに触れた。


「ゃあっ、あっ、やめ、うっ、ふぁっ」

「感じるの間違いだ、ろ!」

「はっあァっ、んっと、びそうだ、くっあぁァ」

「ならさっさと、とべよっ」

「あっんぁ、あっあァっ、あっ、あぁぁァ!」


感じる場所を突き上げられ、ついにウルキオラは達してしまった。
中はぎゅうぎゅうと屹立を搾るように狭くなり、ウルキオラ自身も体を震わせる。


「くっ、」


グリムジョーも引きずられるように中へ精を吐き出した。
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