短編小説

□本当の願いは?
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その後、XANXUSが談話室から出て行ったのを廊下の死角から見ていたスクアーロは、



XANXUSに気付かれぬよう、談話室へと入って行った。



「へっ、あんのクソボス。どうせ俺の願い読んだくせに…自分だけずりぃ思いさせてたまるかぁ」



自分の願いを読まれた事は正直良く思っていなかったが、



あれだけ焦っているXANXUSを見る限り、相当の願いという事を察したスクアーロは、



そんな事どうでも良く思っていた。



綺麗に吊るされ、自分とは比べ物にならないほど綺麗な字で書かれた短冊を読んだとき、



スクアーロの顔が一瞬歪んだ。



そして、大きな笑みを浮かべ、部屋を出て行った。



「XANXUS……そう言う事なら、アンタの願い…一生叶えてやるぜぇ」



満足そうにそう呟き、スクアーロは自室に戻って行った。

























二人が短冊に書いた願いとは………


「カスが一生、傍から離れませんように」

「ボスの傍に、俺が一生いれますように」



























END
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