novel No.special .


□青学メンバーでカラオケに行ってきました。
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「ほら、一時間しかとってないんだから、どんどん入れてくれよ!」

「うん、大丈夫。今入れてるよ」

「そうか。おっ、始まったな。誰の曲…」

「恋風だよ」

「恋風!?」

「うん。この後には、ホントの気持ち、おもい、月の軌道も入ってるから」

「なんで俺オンリー!?」

「大石の美声を聴きたいからだ」

「手塚ものってこないで!」

「ほらー、歌始まっちゃうよ〜?」

「英二まで…あぁ!こうなったらヤケクソだ!」

「うん。そうこなくっちゃ」


一時間後


「お待たせしました、スナック盛り合わせでございます」

「あぁ、ありがとうございます」

「おい、不二、ポッキーが」

「やらないよ」

「えー!ここのメニュー、オムレツも、エビフライも、かき氷すらないんだけど!ありえない!大石どうにかしてぇ!」

「君たち、俺の歌、聴いてないよね…」


プルルルル…


「あっはい。…はい、わかりました。ねぇみんな…」

「「「延長。」」」

「…ですよねー。……延長で」

「じゃあ、もう一周大石の十八番巡り、しようか」

「だな」

「うんっ」

「えっ!?ちょ…



…誰か……助けて」



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