novel No.special .


□立海メンバーでカラオケに行ってきました。
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「さぁ幸村!今日はお前の快気祝いなんだ!盛り上がってくれ!」

「あぁ、ありがとう真田。だが、俺の快気祝いに三人しか来ていないのは何故かな」

「……」

「何故かな」

「いや…皆さんそれぞれ事情があるんですよ」

「そうぜよ。皆こんな危ない所、死んでも行きたくないって…」

「仁王!なに言っているんだ!柳はちゃんとお墓参りだと…」

「なるほど。つまりほかの奴らはそういう理由なんだな?」

「……」

『『『こいつ…病み上がりじゃないのか…?』』』

「じゃあ、誰かもっと呼ぼうか」

「えっ…」

「赤也…がいいかな」

「いやいやいや幸村!お前の体に赤也はまだ早い!」

「…真田くん、被害者を出さないよう必死ですね」

「あぁ…なぁ、いつになったらカラオケ始まるんじゃ?」

「…知りませんよ」

「んまぁ、カラオケやろうがやらまいが関係ない。帰るぜよ」

「え!?」

「じゃ、幸村、真田。お先に失礼」

「なっ…」

「代わりに赤也連れてきてやる」

「おっ本当かい?じゃ、また明日」

『…そんな出任せ、後でどうなっても知りませんよ…』


10分後


「ちーっす、部長!退院おめでとうございます!」

「赤也!来てくれたんだね」

「もちろんッスよ!なんせ部長の快気祝いッスから!」

「なっ!赤也が…!」

「……」

『イヒヒ…幸村も真田も、俺だと気づいとらんようじゃの。…赤也、今日一日、使わせてもらうぜよ』

「…馬鹿なことしますね…」

「じゃろ」

「自覚あるならやめてください」

「ほぉお…快感じゃの〜」



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