ひよこ饅頭

□エルリックさん家の朝食
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エルリックさん家の朝食

「皆そろったわね。じゃあ、いただきます」
「「「いただきま〜す」」」

ギィ〜〜

穏やかな、和やかな朝食風景。が、それを潰すであろう奴が起きて来た。
そう、コイツさえいなければこんなことにはならなかったのだ。

「ふぁ・・・。お早う・・・」
「あら、あなた。お早うございます。今日は早かったのね」
「お早う、トリィv」

あー、もう、朝っぱらからイチャイチャしやがって・・・。

「どうしたの?オチビさん。お母さんとられてご機嫌ナナメ?」
「チビ言うな!!」
「怒らない怒らない。ま、怒った顔も可愛いけどさ・・・v」

俺の顎を掴む一応兄のエンヴィー。

「離せよ」
「ヤダって言ったらどうする?」
「あのな・・・」

ビュッ

ガツッ

まぁもう慣れたけど、何かが飛んで壁に刺さった。
よく見るとフォークだ。

「アハ★もうお兄ちゃんてば〜。兄さんが嫌がってるでしょ?」
「アルフォンス・・・。危ないだろ〜?こんな物投げちゃ。俺の(強調)可愛い弟のエドに当たったらどうするつもりだ?」
「大丈夫。僕の(強調)兄さんには当たらないようにしてあるからv」

はぁ・・・。また始まった・・・。
本当にもう今更だけど俺は一体いつになったら朝ご飯をゆっくり平和に食べられるのだろうか?
まぁ昼と夜もそうなんだが・・・。

ギュム
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