夕焼け色の小説

□why?
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「ごめんなさい・・・っ」

ぱしっ

また、逃げ出そうとした綱吉の腕を掴む。

「は・・・離してくださ・・・」
「ごめんね」

ぎゅうと優しく抱きしめられ、綱吉は眼を丸くする。

「君のせいじゃなかったのに、ごめんね。
君のことが好きすぎて、誰にも取られたくなくて・・・」
「でも・・・っオレだって雲雀さんがよく思わないことしてましたし・・・っ
オレだって、ちゃんと雲雀さんのこと好きですからー・・・そんな心配しなくてもよかったのに」
「だって・・・」

雲雀は恥ずかしそうに顔を赤くした。

「ねぇ」
「はい」
「僕ってさ、綱吉のそばにいる資格・・・あるかな?」

綱吉は優しく笑いかけた。

「はい!でも、雲雀さん。
資格とか、全然関係ないですよ。
オレも雲雀さんも、お互いのこと好きなんですから・・・」

「綱吉ー・・・」

僕は君に優しくできていないらしい。
ー・・・でも
仕方のないことなんだよ?
だって君のことがー・・・

好きなんだからー・・・

でもね、やっぱり綱吉を幸せにしたいって思う。
綱吉を泣かせたくないって思う。

だから・・・ちゃんと努力する。
もし優しくできてなくてもー・・・

約束してくれるかな?

ずっと僕のことー・・・愛してよー・・・

END

なんか・・・よくありそうな感じですかね・・・
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