夕焼け色の小説

□止まらない!
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「綱吉君!!遊びにきてあげましたよ!」

窓から勝手に入ってきた骸にげんなりとした表情をみせるツナ。

「なんですか、その顔!
せっかくさみしがり屋の綱吉君のために来てあげたのに」
「オレ頼んでないし!来るなって言っただろ」

ツナは骸から視線をそらすと、漫画に目をおとした。
骸はムッとし、ツナの周りをうろちょろと歩く。

「ねぇ綱吉君〜暇なら遊んでくださいよ〜」
「オレはお前に会いたくないの。だから帰れ。今すぐに」
「えぇー!!来たばっかなのに失礼ですね。君って人は!
鬼ですか!?悪魔ですか!?」
「人間」

軽く受け流され、それでも骸はツナに付きまとい続ける。

「アルコバレーノも今いないんでしょう?」
「何でお前がそんなこと知ってるのかが激しく不明なんだけど」
「それはですね〜・・・
綱吉君のあとをつけていたら聞いちゃいまして」

ドゴオオ!!
一瞬でハイパー化し、骸の顔が壁にめりこむ。

「この際だからこの世から消そう」
「何犯罪犯そうとしてんですか!僕のこと殺そうとしてますよね!?」
「言い残すことは?」
「聞きなさーい!!!」

骸の断末魔が並盛にこだましていった。(どんだけ声大きいんだ)

「うう・・・っ綱吉君のばかぁ〜」
「うるさい。チッ
死んでくれればよかったのに」
「舌うちしましたよね!?
っていうか、どんだけ僕のこと嫌いなんですか!」
「・・・・・・・」
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