夕焼け色の小説

□初デートは夏祭り!
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並盛神社ー・・・・
そこでは今日、夏祭りが行われていた。
たくさんの人が行き交う中を、骸は浴衣を着て嬉しそうに歩いている。

「しばらく屋台でも見ていきましょうか。
花火もまだですし」
「・・・そうだね」

雲雀は無表情で答え、骸と顔を合わさないようにしている。

「なんですか〜雲雀君?
僕と夏祭り来られて嬉しいんですか〜?」

からかうように雲雀の顔を覗き込むと、頬がかすかに赤くなっていた。

「ち・・・ちがうよ・・・っ
別に僕は祭りなんてー・・・」
「でもいっしょに行こうって誘ってくれたのは雲雀君でしょう?」

雲雀の頬がさらに赤くなり、それ以上は何も言わなかった。
否定していないらしい。

「そんなことよりー・・・
僕、あれやりたい」

雲雀は射的を指さす。
(雲雀君も射的なんてやるんですね〜。
それも指さして・・・かわいいです・・・)

「いいですよ。」

骸は笑顔で答え、お金を渡す。
さっそく雲雀はお金を払い、銃をー・・・

骸に向けて撃った。

スコーンッ!

「いたぁー!?
何してくれるんですか!!
目に当りましたよ!?」
「ねぇ、ここ本物の弾ないの?」
「あるわけないでしょう!!!
殺す気満々じゃないですかぁぁー!!」

結局、お菓子を2つあて、雲雀は不満そうにしている。

「まったく・・・・・・
君は危ない人ですね・・・・」
「骸は別の意味で危ないよ。
変態だし」

雲雀はお菓子をさっさと食べてしまい、
今度はリンゴアメが食べたいと言い出した。

「お菓子ばかりは身体によくないかと「さっさとお金渡してよ」
「僕は君の下僕ですかぁぁーー!!」

そう言いつつも、ついお金を渡してしまう。
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