夕焼け色の小説

□ナルシスト参ッ★上!
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平凡すぎる並盛の休日ー・・・
母さんとランボ達は隣町まで買い物に行ったし、リボーンも珍しく出かけたし、静かに過ごせるかな〜・・・
なんて思っていた午前。

沢田綱吉は出会ってしまった。
美形でうるさくて変態でナルシストなパイナップルに。

「ク〜フ〜フ♪ク〜フ〜フ♪ク〜フ〜フ〜のフ〜!!!」
「うっるさーーーい!!!
何なんだお前は!いきなり人の部屋に入ってきて、キャラソン第1弾の「クフフのフ〜僕と契約〜」を歌いだして!!!」
「クフフ・・・そこまで知っているとは・・・
僕に好意を抱いていると見ましたよ」

いや、全然好意抱いてないから!!
っていうか自信満々で歌うなよ・・・!!
聞いてるこっちが恥ずかしい!

綱吉が骸の近所迷惑な大声を止めようとしたときー・・・

「飛びまわーるー優美なー羽根ーで〜♪」

この声は・・・!
といわなくても歌の歌詞だけで分かると思う。
並中風紀委員長にして綱吉大好きなナルシスト・・・

「咲き誇るー僕の〜プライド〜♪」

雲雀恭弥である。

「ちょっと骸。その気色悪い声で変な歌歌うのやめてくれない?
並中の応接室にまで響いてくるだろうから」

ええぇー・・・ひでぇ・・・
さすが雲雀さん!
でもだろうからってことは・・・推測じゃねーか!

ツッコミたくてもツッコめない言葉だ。
雲雀にそんなこといったら、一瞬にして世界が崩壊するといっていいくらいキレそうだ。
(ありえない)

「気色悪いってなんですか!
僕は自分の歌がうまいと思ってるから歌ってるんですよ!
なにか悪いですか!?」

イヤイヤ十分近所迷惑だから!
オレの部屋、防音器具とかないからね!

「君の歌より僕の方がだんぜんうまいよ。
大体君は僕の並盛に入ってこないでよ。
歌われたおかげでよけいに汚れる。
このナルシストが」

雲雀さん本性表したー!!!
っていうか雲雀さんこそナルシストでしょ!

「・・・それなら綱吉君に決めてもらいましょうよ・・・。
どっちの歌がうまいのかを!!」

それよりオレはどっちが真のナルシストかを決めたいよ。
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