夕焼け色の小説

□Le’t☆並中体育祭
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秋といえば・・・
食欲の秋だったり、芸術の秋だったり、体育祭があったり、文化祭があったりー・・・

とりあえず新学期が始まったりで忙しかったりする。
そしてー・・・並盛中学でも体育祭が幕を開けようとしていたー・・・!!

「10代目!今日は体育祭っすね!」
「ああ・・・うん」

獄寺はいつもより元気のよさそうな声でツナに話しかけた。
体育祭ではりきってツナにいいところを見せようとしているのだろうか。

「よっツナに獄寺!」
「おはよう。山本」
「けっ」

ツナは元気のなさそうな声で言った。

「どうしたんスか?」
「いや・・・昨日リボーンに2時くらいまで勉強させられて・・・全然寝てないんだよね・・・」

ツナの元気がなければツッコミがつとまらない!
というのは冗談でー・・・
それだと競技中に倒れたりしてしまうかもしれない。
今でもツナの顔色は悪く、フラフラした足取りで歩いている。
今日誰よりもツッコミどころが満載なのはつなじゃないか、と山本は思う。
もしかすると、開会式で倒れる可能性も高い。

「10代目・・・保健室で休んできたらどースか?」
「大丈夫だよ・・・」
「いいえ!!大丈夫ではありません!
人間というのは長時間寝ずにいると脳が勝手に寝てしまうことがあるんですよ!!
危なすぎます!」

こんなときには獄寺の知識が役に立つとツナは初めて思った。
ていうか、何でそんなことを知っているのだろうか。
いつもはそういう知識は役に立ったことは1回くらいしかない。(あるんだ・・・)

「じゃっ保健室行くか!」
「いや、待て!」
「なんだよ、獄寺」
「保健室にはエロ医者のシャマルがいやがる!
十代目になんかするかもしれねぇ!!」

そこに気付くのおそいよ、獄寺君!!!!

「でも俺ら出なきゃいけねーし、ツナをずっと見張ってるってのは無理だぜ?」
「う・・・確かに・・・でもオレの10代目が・・・」

いつからオレは獄寺君のモノになったの!?
心の中で叫びたいほうだいのツナ。

『まもなく、開会式が始まります』

アナウンスがなり、獄寺はとりあえずツナを保健室に送りとどけようとするがー・・・

「ダメツナめ。寝不足だろーが学校の行事くれーしっかり参加しやがれ」
「リボーン!!」

リボーンが女子マネ姿で現れた。

「ですがリボーンさん・・・」
「いつまでも甘やかしてたら、ツナが成長しねーぞ。
どうせリレーとかもビリになるんだし、いーだろ」

いやいやいや!!ひどすぎるよ、リボーン!
スパルタすぎるというか・・・まぁ確かにビリになるんだろうけど。

「とりあえずいってこい」

リボーンに思い切り頭を蹴られ、結局ツナは出るハメになった。

こうして、並盛中学体育祭が始まったー・・・!!
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