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□お菓子な訪問者4
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私、いつベッドに入った?
パジャマに着替えたのすら覚えてない。

「えっと………」

抱きしめられていて起き上がれないので、私はジャックの寝顔にドキドキしながらも、一生懸命昨夜のことを思い出そうとした。

ん〜…
全然思い出せないよ。

ジャックはまだスースーと穏やかな寝息を立てて眠っている。
あんな悲鳴を上げても起きないなんて、そうとう熟睡してるのかな。

まるで宝物のように大事に腕の中に包まれていると、なんだか胸がキュンとして苦しくなる。

ジャックって、こんなにかっこよかったっけ…。

整った顔に、細身だけどちゃんと筋肉のついた引き締まった体。
知らなかった。
男の人にも色気ってあるんだ…。

ドキ ドキ ドキ

あんまり見ちゃいけないと思いながらも、つい体をチラチラ見てしまう。
私って、実はえっちだったのかな?

それにこの香り…
この間も思ったけど、ジャックってやっぱりいい香りがする。
ドキドキするけど、なぜか安心するような・・・不思議な香り。

だめだ。
頭がクラクラしてきた。
ちょっと、この状況は私には刺激が強すぎる。

でも――。
困ったな。
なんだかまだ起きたくないよ。
このままもう少しだけ、眠っててくれないかな…。
ジャックが起きてたら、恥ずかしくてとてもじっとなんかしていられないから。
だからあと少しだけ、このまま眠っててほしい…
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