外短編1

□暗い森のサーカス
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とある町のはずれの方の


森の奥の奥に


とあるサーカスがありました


座長は大きな眼に高い背


10mの大男


キャストも少し形はおかしいけれど


とても愉快な面々で


とっても楽しいんだ





『暗い森のサーカス』





一つの体に二つ頭の見世物


異形の歌姫に


冷たいものを食べるの、青く飢えた獣が




望んでこんな体で生まれてきた訳じゃない


なのにどうしてそんな目で私たちを見るの?顔が腐っていく


「苦しいわ、苦しくてしかたがないの」


と、彼女は言ったんだ。それでもこのサーカスは続くんだ


楽しい・・・?楽しいよ!!楽しいよ!!このサーカスは楽しい!


腐った実 熔ける目に 爛れた肌が映るんだ!


「死にたいよ、死にたいんだ ここから出してください!」


悲痛な叫びは響き続けるけれど


「それは無理な事だ」


と、誰かが言ったような気がする




森の奥の奥の方そのサーカスはテントを張る


「さて、今日はどんな客が来る事やら」


座長は楽しそうに笑う


「どんなに苦しいと嘆いても醜い容姿と

醜き食欲のお前たちは一生ここから出ることはできまい

・・・・・・・

おや客が集まって来たようだな」


『取材が終わったので私も行きますね』


「・・・?何を言っているんだ

お前も今日からここの団員だろう?

ここの秘密を知ったのだから」








元ネタ様(敬称略)
作詞・作曲:マチゲリータP
唄:初音ミク・鏡音リン・鏡音レン

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微妙なオチだなぁオイwwww

まぁやりきった感はあるw

gdgdだわww

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