奔走彼女
□Prologue
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「んー……! 終わったぁ」
パソコンの前に腰掛けていた彼女は、嬉しそうな声と共にグッと体を伸ばす。
嬉しそうに微笑みながら添付ファイルのついたメールを送信した。
「よっし、これで当分は文句言われずに好きなことやれるっ」
まるで放課後を迎えた小学生のように、楽しそうに笑う。
「っし、明日は久々に誠凛に行こうかなぁ。リコちゃんに会いたい」
可愛い子が恋しいよー、と椅子にもたれ掛かりながら唸る。
「アイツも入学したはずだしね」
クスクスと楽しそうに笑いながら、彼女は夕飯を作りにキッチンへと向かった。
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