小説
□3.とりあえず学校へ
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「…ま、まぁそのおじさんは後で探すとしてとにかく学校よ!あんたのせいで遅刻確定だわ」
「……いつもだろ」
頭を擦りながら不満そうな声で呟く『黄華』を無視して、学校へ行く準備を始めた。
「そういえば…あんた私が学校にいる間どうするの?まさか部屋に籠もる気?ヒッキーなの?」
「……ついてくつもりだけど?」
「駄目だろ」
「…その辺で適当に…なんかしてるから…」
「なんかってなんだよ!」
ギャーギャーワーワーしてるうちに、始業五分前になってしまった。