小説
□2.怪しいアメリカ人
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「お前…昨日学校帰りに露店開いていた怪しい外人から変な薬もらっただろ…?」
「そういえばそうかも」
「…俺が出てきたのは…そのせい…」
「マジでか」
とりあえず、昨日の出来事を思い出してみることにした。
『Oh!そこのCuteなあなた!そウ、そこのツインテールの君ぃ!』
『ん〜、おじさん誰?』
『私は全く怪しくない露店主だよ!あとおじさんって呼ばないでお願い』
どっからどう見ても怪しいおじ…お兄さんだったけど、面白そうだったから話を聞いてみることにした。
『何売ってるのコレ?ってかおじさんって外人?』
『おじさんって…私の名前はアンドリュー・L・ローライト!生まれも育ちもアメリカさ☆』
『胡散臭っ』
『いい加減泣くよ。あのね、私は自分で調合した薬を作ってここで売ってるんだ。Cuteなお嬢さん、1つ買わない?』
『怪しー…おじさんもその薬も』
『何かもう反論する気失せたよ』
「あー…百円で買ったわ。そんで一気飲みしたわ、うん」
「……お前バカだろ」
とりあえず、自称『分裂した私』を一発殴っといた。