小説
□7.呼び名を決めるわよ
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「ところでさ、いい加減呼びづらいから黄華♂の呼び方変えない?」
移動中、緑がそう言った。
それもそうだわ、黄華って女の名前だし。
「しかも表記に♂が付くのもポ○モンみたいだしな…」
「呼び方ねぇ…イエローとかで良くない?」
「お前のネーミングセンス…」
黄華♂が呆れ顔で見ている。だって黄色だし…
「理由がいい加減すぎだろ」
「うっさい、心の声読むな」
「まあまあ…『橙也』っていうのは?」
「橙也?」
トウヤ…どこからとったんだろ?
「黄華が黄色なら、橙也は橙色って感じで…」
「……良いな、それ」
黄華♂から橙也になりました。