小説2
□2.取締部隊の日常
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「道を開けなさーい、第3部隊ですよー」
「目が笑ってないっすよ先輩」
この時間は第3部隊の担当。じつは隊は少人数編成になっていて第3部隊は特に少ない。あ、今度新人が来るとかなんとか。
「お前ら、更正しねーと転生出来ねーぞ?」
「それどころか地獄の最下層に逝くことになるよ?」
「たから先輩は怖いっすよ」
因みに、生前悪い事をした亡者は地獄、餓鬼、畜生に堕ちる。善人は無論天国だ。
特に、悪人が更に悪い事をしないようにこうやって巡回して取り締まる。
「死ねぇぇぇぇぇっ冥安隊ぃぃぃ!!」
「危ない!」
「おっと」
先輩は襲い掛かってきた亡者の足を引っ掛け、更に能力を使って岩を落とした。
「引き渡しよろしくね、氷介」
「…了解」